【タイトル】

友達と一緒に

【本文】

入園して2ヶ月が経ち、園生活にも慣れてきたこどもたち。少しずつ友達と一緒に遊ぶことを楽しみ始めている様子が見られるようになってきています。   園庭では、戦いごっこをしているこどもたちが一本橋を使って基地を作り、その中で休憩をしていました。基地の外に出たら敵がいるというイメージで思い切り走り、基地の中に戻ってきたらほっと一安心。友達と顔を見合わせながら嬉しそうに戦いの技について話をしていました。 保育室では、アイスクリーム屋さんがオープンしていました。「何味にしますか?」「カップに入れてください。」など、店員と客になりきってやり取りを楽しんでいる姿がありました。戦いごっこ、お店屋さんごっこなどの遊びは、友達と一緒に動いたり、役を決めてやり取りをしたりすることで盛り上がる遊びです。物の取り合いや順番などでいざこざが起きることもありますが「友達と一緒に遊ぶと楽しいな!」という気持ちを味わい始めているように感じています。     こちらはビールケースを並べて電車ごっこをしている様子です。「もっと長くしよう!」「ここにつなげて!」と声を掛け合いながら、1本の長い電車を完成させることができました。完成した電車の中では、運転するイメージを楽しんだり、駅名をアナウンスしながら乗車しているイメージを楽しんだり、それぞれの幼児で楽しんでいるポイントは違うのですが、同じ場にいる友達の存在を感じながら遊びを楽しむ様子が見られました。     自分たちで遊びの場をつくることを楽しめるようになってきたりんご組のこどもたちに、先週から新しい遊具を出していきました。『中型積み木』という木製の積み木で、積み上げたり囲いを作ったりすると遊びの場づくりが出来ます。固くて大きい遊具なため、使う前には持ち方や積み方の指導を行いました。   教師の話に真剣に耳を傾け、約束を守って怪我をしないように積み木を運ぶこどもたち。大きなサイズの積み木は2人で一緒に運ばなくてはいけない約束になっています。「誰か手伝ってー!」と声を掛け合いながら、息を合わせて運ぶことで、友達と力を合わせて遊ぶ経験を重ねています。   最終的には、大きな一つの家のような場が完成!こどもたちから「りんご組ハウスってことにしよう!」という声があがり、クラスの皆で1軒の家に住んでいるようなイメージで、中に入って踊ったりご飯を食べたりする動きを楽しみました。   好きな遊びの時間にも繰り返し積み木での場づくりを楽しんだことで、次第に工夫が見られるようになってきました。「靴箱はここね!」と確認し合い、上履きを綺麗に並べて置いたり、棚のようなスペースを作ってカセットデッキや絵本を並べたり、普段の生活経験を再現しながら遊びを楽しむ様子も見られています。   さて、ニュースでは梅雨入りの予報も出始め、天気の変わりやすい季節となってきました。幼稚園でも季節の移り変わりを感じられるような活動を取り入れています。   製作活動では、スタンプを使ったアジサイづくりと、絵の具のはじき絵で模様を描いたレインコートづくりを行いました。保育室の壁面も梅雨らしくなり、製作活動に取り組んだことでこどもたちからも「幼稚園のアジサイがいっぱい咲いてた!」などの声が聞こえるようになりました。   ホールでは、虫になりきって様々な動きを経験する活動を行いました。こちらは、一本橋の上をカタツムリになりきって渡っている様子です。足を使わず腕の力で進もうとしたり、お腹を一本橋にしっかりと付けてずり這いしながら進んだりする様子に、カタツムリの動きを普段からよく見ているからこその表現だなぁと感心しました。 小さな森で見付けたカタツムリのお世話も頑張っています!保護者の皆様も、野菜くずの回収にご協力いただきありがとうございます。ウンチの掃除をするために、カタツムリを虫かごから小さなカップに移動させるのはこどもたちの仕事です。教師がウンチを洗い流したら、各家庭から持ってきた野菜を虫かごに入れています。「わぁ、今日もいっぱいウンチしてるねぇ。」と飼育の大変さに気付いたり、ニンジンを食べた日にはオレンジ色のウンチをしていることに驚いたり、日々、自然の不思議さを体感しているところです。今後も命の大切さを知らせながら、愛着をもって生き物と関わっていけるといいなぁと考えています。


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